9月8日の台風13号の豪雨被害でトマトハウス全体が冠水し、植えたばかりのトマトの苗が水につかってしまった影響で、今年のトマトの収穫は大幅に遅れる見込みとなりました。
Bハウスは3分の1の約2000本が植え替えになりました
浸水被害から8日目の9月16日の段階では、やっと水が引いてきて、弱ったトマト苗に病気が出ないようにと葉面散布をしたり、枯れた葉を取ったりする作業をしました。
トマト苗が水に浸かったことで土中が酸欠状態となり、根っこが駄目になったので、9月20日頃までは元気のない状態でしたが、26日頃になると新たな根が出てきたようで、成長が止まっていた苗も少しずつですが大きくなってきました。
8月26日に苗を植えたBハウスは、水害で3分の1の苗がしおれてしまったり病気になったりして駄目になってしまい、約2000苗をもう一度植え直すことになりました。
水害から生き残ったトマトは木の成長が復活してきてはいるものの、花や実まで栄養が行き渡ることまでは出来ず1段目と2段目は実がつかない状態です。
10月3日、3段目が開花中ですが、花芽の勢いが弱々しいので、実がしっかり大きくなれるかは微妙な所です。
Aハウスは200本が植え替えになりました
被害が大きいBハウスより1週間後に苗を植えたAハウスの方は、まだ苗が小さかったので影響は最小限に抑えられましたが、200本ほどは植え替えとなりました。こちらも1〜2段目の花がちらほらと咲いてきて、早いものは小さな実がなっています。
トマトの収穫開始は12月下旬以降に遅れる見込みです
去年の同時期のトマトは1段目がゴルフボールぐらいの大きさに育っていたのですが、今年はまだ実も小さく、育ちも遅いので、収穫時期が大幅に遅れることは確実となりました。
例年ですと、11月初旬にはBハウスのトマトが収穫開始となり遅れてAハウスのトマトが12月下旬頃から収穫開始になるのですが、今年はAハウスもBハウスも12月下旬以降同じタイミングで収穫開始になる予定です。
幸いミニトマトは被害が少なく11月中旬頃には収穫が出来そうです。
農園直売所の再開は11月15日頃からミニトマトときゅうりなどの季節の野菜の販売を始める予定ですが、トマト(大玉トマト)の販売開始は12月下旬以降となります。
オンラインショップの再開や直売所にて承る贈答用の箱の発送などは、トマトの収穫量が多くなり品質が揃ってからになりますので、早くても1月以降となる予定です。
販売再開を楽しみに待ってくださっている方々へは大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げあげます。