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親バカトマトは菊田施設園芸研究会のブランド名です

名前の由来

「親バカですが我が家の『自慢』のトマトです」略して「親バカトマト」そのブランド名は平成6年に誕生しました。

oyabaka201409b助川農園の所属している地元のトマトの生産組織「菊田施設園芸研究会」のオリジナルの出荷箱を作ろうということになり、みんなで話し合って「うちのトマトはおいしいよ!」という親心から上記のキャッチコピーができました。

当時は「桃太郎」というトマトの品種を作っていたので、「親バカですが我が家の『自慢』の桃太郎です。」でした。

現在は、サカタのタネの王様トマト「ごほうび」という冬春収穫向けの品種を作っています。

菊田施設園芸研究会とは?

「親バカトマト」を栽培し、共同出荷している生産者の組織です

昭和46年(1971年)に設置された、「菊田施設園芸部会」(通称ハウス部会。
いわき市南部地区の菊田農業協同組合管内で、施設園芸農家が集まって作られました)という生産組織が母体となり、
そのハウス部会の中で、トマトを作っている生産者で組織されたのが、「菊田施設園芸研究会」です。

これまでの活動

  • 昭和53年(1978年) 共同出荷開始 →各農家で箱詰めされたトマトをJAに集め、共同で市場に出荷
  • 昭和55年(1980年) 共同育苗開始 →各農家で植える苗を、共同で種をまき苗を育苗。
  • 2000年頃から、購入苗を使うようになったが、それも全農家統一の苗を使用しています。
  • 昭和62年(1987年) トマト選果場が出来、共同選果が開始されました。

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現在6軒の農家(農園)で収穫したトマトが、いわき市山田町のJA福島さくら第五営農経済センター内にある共同選果場(写真参照)で箱詰めされ、 「親バカトマト」としていわき中央卸売市場に出荷されています。

メンバー

共同選果開始当時は最高で7軒のメンバーがいましたが、現在は勿来町関田の大久保トマト園さん、川部町のトマト耕房小野さん、錦町の助川農園(当農園)の3軒の農家が共同出荷をしております。

ブランド品質向上のために

巡廻中

「親バカトマト」として一緒に出荷するので、品質の均一化とブランドの品質向上のため、定期的に土壌検査・葉の養分検査を行い、肥料を使用、同じ土作りをしています。

また県やJAの職員などと一緒に皆で一軒一軒のハウスを巡回してまわったり、先進地研修に行ったりと勉強会をしています。

いわきの気候が育む「親バカトマト」の特徴

「いわき」の太陽の恵みとこだわりの土づくり
まるで我が子のように愛情たっぷり手間をおしまず育てています!

“サンシャシン”いわきはトマトの栽培が盛んです。

東北地方というと冬に雪が沢山降って寒い…といったイメージを持たれている方が多いと思います。
しかし、東は太平洋に面し、東北地方の南の玄関口に位置する福島県いわき市は、西側の阿武隈高地が雪雲をさえぎってくれるので、冬はほとんど雪は降りません。どちらかというと関東地方と同じような気候です。そして晴れの日が続く冬期の日照時間が全国有数の長さだそうで、太陽の光を浴びると美味しくなるトマト栽培に適しているといえます。
その特徴を生かし“サンシャイン”いわきでは、暑い夏場を除き、年間を通して、施設(ビニールハウスや温室)トマト栽培が盛んです。

養液栽培と土耕栽培の二つのトマトを味わえるのが“いわきのトマト”の特徴です

液栽培トマト⇒大規模経営
養液栽培とは“土を使わずに、植物に必要な養水分を、液肥として与える栽培法”で、トマト栽培では土の代わりに固形培地(ロックウールやヤシ殻繊維等)に苗を植えた栽培方法が主流です。
いわき市の中では「サンシャイントマト」のブランド名で出荷している四倉の「とまとランドいわき」「大野水耕生産組合」平の「あかい菜園」や、カゴメのトマトを作っている小名浜の「いわき小名浜菜園」などがあり、2ヘクタール以上の大規模施設経営が可能で、経営も法人化された会社組織になっております。
土耕栽培トマト⇒家族経営
勿来地区の菊田施設園芸研究会(助川農園も所属しています)の作っている「親バカトマト」はこちらにあたります。他にも渡辺町や小川などにも土耕でトマトを作っている方がいます。
土作りにこだわり、溶液栽培にはない土壌中のミネラルを吸収したコクのあるトマトを作っています。
施設面積が0.5ヘクタール以下で、家族+αで経営している所がほとんどです。

「親バカトマト」は土耕で栽培しています。

養液栽培という土から離れて大規模経営を目指すという方法をとらず、助川農園では土作りにこだわってトマト栽培を長年続けてきました。

健康な土作りを目指した結果、病気に負けない健康なトマト栽培が出来るようになり、減農薬と減化学肥料が実現し「特別栽培農産物」の認証をうけることが出来ています。

またトマトの栄養価も成分分析表に載っている一般的なトマトの数値より、1.2から1.5倍と高い数値が出ており、食べていただいた方からも、酸味と甘みのバランスがとれた、昔懐かしい畑のにおいがするトマトだという評価をいただいております。