特別栽培農産物認証

特別栽培農産物とは?

特別栽培農産物認証シール

  • 有機農産物に次ぐ、環境保全型農業による農産物を特別栽培農産物と認証しています。
  • 化学肥料及び化学合成農薬を一般的に使用されている量より50%以上削減して栽培された農産物です。
  • 農協などの確認責任者と栽培責任者の確認・調査・指導があり、県の認証機関にて認証されます。

※根拠法令:特別栽培農産物に係る表示ガイドライン⇒詳しくは福島県特別栽培農産物認証制度のページ(福島県作成)へ

2002年(平成14年)に認証されました

特栽ほ場

登録番号6616800006番

ガイドラインによる表示

  • 「親バカトマト」は2002年(平成14年)に福島県特別栽培農産物として認証を受けました。
  • 親バカトマトを共同出荷する「菊田施設園芸研究会」全体で取得し、出荷の際は「農林水産省新ガイドラインによる表示」と「認証マーク」を箱に表示しております。
  • ビニールハウスの入口に「福島県特別栽培農産物圃場」として、生産者名、農産物(作型)圃場所在地 圃場面積 栽培期間 認証区分、土壌管理、肥培管理、病害虫・雑草除草の使用時期と資材名及び施用量、窒素量、成分回数、栽培責任者 確認責任者の各登録番号、住所、電話番号以上を表示しています。また、毎日の作業日誌をつけています。

安全・安心へのみちのり~土作りにより減農薬が可能に!~

一般的なトマト栽培より、農薬や化学肥料の量を50%以上も削減し、特別栽培農産物に認証された「親バカトマト」ですが、昭和の終わり頃から平成にかけて試行錯誤を繰り返し、健康なトマトを作る手段として土作りにこだわって行った結果、減農薬・減化学肥料栽培が可能になりました。

農薬散布の準備中

トマトを始めた頃は農薬全盛時代でした
助川農園では(どこでもそうでしたが)約40年前(昭和40~50年代)はトマトに病気が出ていなくても予防散布として農薬を散布していました。
家族をまもりたい

農薬は身体に悪いことが徐々にわかってきて…
トマトを栽培している自分たちの健康も守らなければならないと、なるべく農薬をかけなくてすむ方法を模索しはじめます。
また土壌病害の発生もあって、どうやったらトマトに病気を出さずにすむか、仲間と勉強会をしたり試行錯誤をしていきました。
トマトの湿気

どうしてもトマトに病気が出てしまうビニールハウスの環境
ビニールハウスの中は暖房効率を良くするため、締め切った場合、湿度100パーセント近くなります。
乾燥を好むトマトにとって、湿度の高い環境の中ではどうしても負担がかかって病気がでてしまいます。そして、一度病気が出てしまうと、次々と他の樹にうつっていまい、蔓延はさけられません。
堆肥まき

農薬をかけなくても立派に成育するトマトを作らなければ!
土作りをしっかりやることが、ちょっとしたことでも病気にならない健康なトマト作りへの第1歩だということに気が付きます。
そこで、土作りを根本的から見直し、物理性・化学性・生物性から土作りを実践しました。
具体的には①良質なたい肥を入れる ②土壌分析に基づいた肥料管理と土壌改良をする ③連作障害を防ぐための方策をとる等です。
詳しくは「健康な土作り」のページをご覧ください
特栽認証

結果、農薬を減らすことが可能に!
バランスのとれた土作りのおかげで、30年前の10分の1に農薬量が減りました。
その結果2002年には福島県特別栽培農産物に認証されました。
葉面散布

病気が出る前に予防散布するのではなく、病気が出てしまったら散布するように

黄色いテープ

今ではどうしてもトマトに病気が出てしまった場合のみ、農薬を散布するようにしております。
蔓延を防ぐため、病気が出た葉や樹はハウスの外に出すようにもしています。
農薬をかける代わりに、自然界にある人体に害のない害虫忌避剤ラノテープなどで病害虫を予防しております。