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2021年より助川農園に約1年間研修に来ていた小川町の根本さんが「親バカトマト」の生産組織に入り、現在は3件の農家による共同出荷をしています。

いわきの気候が育む「親バカトマト」の特徴

「いわき」の太陽の恵みとこだわりの土づくり
まるで我が子のように愛情たっぷり手間をおしまず育てています!

いわきではトマトの栽培が盛んです。

東北地方というと冬に雪が沢山降って寒い…といったイメージを持たれている方が多いと思います。
しかし、東は太平洋に面し、東北地方の南の玄関口に位置する福島県いわき市は、西側の阿武隈高地が雪雲をさえぎってくれるので、冬はほとんど雪は降りません。どちらかというと関東地方と同じような気候です。そして晴れの日が続く冬期の日照時間が全国有数の長さだそうで、太陽の光を浴びると美味しくなるトマト栽培に適しているといえます。
その特徴を生かし“サンシャイン”いわきでは、暑い夏場を除き、年間を通して、施設(ビニールハウスや温室)トマト栽培が盛んです。

2023年(令和5年)いわきと楢葉の「冬春トマト」が国の「野菜指定産地」になりました

昨年いわき市と楢葉町の「冬春トマト」(サンシャイントマトや親バカトマト等)が農林水産省の「野菜産地指定」になりました。

冬春トマトの「野菜指定産地」は東北地方で初めてだそうです。

国では消費量が多い14品目の野菜をつくている規模の大きい産地を「産地指定」として指定し、「産地指定」になると産地として市場価格が下落した場合などに補助が受けられるそうです。

養液栽培と土耕栽培の二つのトマトを味わえるのが“いわきのトマト”の特徴です

液栽培トマト⇒大規模経営

養液栽培とは“土を使わずに、植物に必要な養水分を、液肥として与える栽培法”で、トマト栽培では土の代わりに固形培地(ロックウールやヤシ殻繊維等)に苗を植えた栽培方法が主流です。
いわき市の中では「サンシャイントマト」のブランド名で出荷している四倉の「とまとランドいわき」「大野水耕生産組合」平の「あかい菜園」や、カゴメのトマトを作っている小名浜の「いわき小名浜菜園」などがあり、2ヘクタール以上の大規模施設経営が可能で、経営も法人化された会社組織になっております。

土耕栽培トマト⇒家族経営

勿来地区の菊田施設園芸研究会(助川農園も所属しています)の作っている「親バカトマト」はこちらにあたります。他にも渡辺町や小川などにも土耕でトマトを作っている方がいます。
土作りにこだわり、溶液栽培にはない土壌中のミネラルを吸収したコクのあるトマトを作っています。
施設面積が0.5ヘクタール以下で、家族+αで経営している所がほとんどです。

「親バカトマト」は土耕で栽培しています。

助川農園では養液栽培という土から離れて大規模経営を目指すという方法をとらず、土作りにこだわってトマト栽培を長年続けてきました。

健康な土作りを目指した結果、病気に負けない健康なトマト栽培が出来るようになり、減農薬と減化学肥料が実現し「特別栽培農産物」の認証をうけることが出来ています。

またトマトの栄養価も成分分析表に載っている一般的なトマトの数値より、1.2から1.5倍と高い数値が出ており、食べていただいた方からも、酸味と甘みのバランスがとれた、昔懐かしい畑のにおいがするトマトだという評価をいただいております。